寝室 [The Bedroom]

 

かつて母、ポーリーヌ・モローの居間として使用されていた寝室には、家族の思い出が集められています。モローはそこに彼が保存していた調度品を置き、母と自分の寝室にあった机を並べます。壁には家族の肖像画やデッサン、写真が飾られています。そこでは、エドガー・ドガによって、イタリアから帰国直後、友人関係が遠のく前の1860年頃に描かれたモローの肖像画や、エリー・ドロネーによる母ポーリーヌ・モローの肖像画、そして、ギュスターヴ・リカールによるモローの肖像画(1864年)を目にすることができます。また、モロー自身がこの世を去る数日前に設置したガラス入りのオーク製の額や、貴重な思い出、細密画、家族やカミーユや忠実なアンリ・リュップ、アレクサンドリン・デュルーといった近親者の写真が、家系図のように展示されています。姉カミーユの肖像画は、モローがまだ幼いころに描いたものです。

 

Vue de la chambre à coucher de Gustave Moreau